かさ高い置換基を有する安定な芳香族 : S-ニトロチオールの合成・構造および反応性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
S-ニトロチオールはその高い反応性のため,不安定であり,報告例が数少ない。そこで,不安定化学種の安定化に有効と考えられるかさ高い置換基,2,4,6-トリ-t-ブチルフェニル基(Mes*基)および4-t-ブチル-2,6-ビス[(2,2",6,6"-テトラメチル-m-テルフェニル-2'-イル)メチル]フェニル基(Bmt基)の速度論的安定化の手法を用いて,安定な芳香族S-ニトロチオールを合成した。その構造をX線結晶構造解析より確認し,またその反応性についても検討した。
- 日本女子大学の論文
- 2004-03-31
著者
関連論文
- かさ高いボウル型置換基を有する有機ケイ素化合物の合成と構造
- かさ高いボウル型置換基を有するニトロアレーンとt-ブチルリチウムとの反応
- かさ高い置換基を有する安定な芳香族 : S-ニトロチオールの合成・構造および反応性
- 高反応性化学種の反応容器としての巨大分子
- 1,3,4-Thiadiazolo[3,2-a]pyrimidine系化合物のマススペクトル
- 5-エチルウリジン類似体の合成
- 科学との出会い
- 科学との出会い(化学教育 徒然草)
- 女子大での8年間を振り返り、これからを思う (理学部20年に想う)