高速応答が可能なPRC方式POLについて(電池技術関連, 一般)
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概要
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近年, ディジタル家電向けのFPGAやDSP等は, 高性能化・高機能化に伴い消費電力が増大している。そこで消費電力低減化対策として, 低電圧駆動化, スタンバイモードおよび休止状態などのパワーコントロールを採用している。しかし, この結果, 駆動電流が大きくかつハイスルーレートで断続的に変動する状態を引き起こしている。一般的に, このような負荷変動に対するPoint of Load(POL)の出力電圧安定化制御方式は, 固定周波数制御であるPulse Width Modulation(PWM)方式がとられており, 応答性の向上は, スイッチング周波数の高周波化や多相化により行われている。しかし, 今後更なるFPGAやDSPの低電圧化, 大電流化, ハイスルーレート化が進んだ場合, 上記の対応では, 飛躍的な電力効率の悪化, 回路規模の増大化を招くと予想される。そこで, 負荷変動時のみ, 高速応答が可能な制御方式であるPulse Rate Control(PRC)方式の研究を行っている。本論文では, PWM方式とPRC方式の比較をシミュレーションと実験により行い, PRC方式の有効性を動特性の面から示している。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-01-13
著者
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西川 一郎
長崎大学
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上野 正雄
長崎大学,サンケン電気株式会社
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西川 一郎
長崎大学院生産科学研究科
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石塚 洋一
長崎大学院生産科学研究科
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松尾 博文
長崎大学院生産科学研究科
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上野 正雄
長崎大学院生産科学研究科
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上野 正雄
長崎大学 サンケン電気株式会社
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