中国広東省深セン市における出稼ぎ青年の生活と学習 : アンケート調査を中心に
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概要
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今日非常に多くの労働者が中国の国中から経済特区にやってきている。彼らの多くは中学卒業者である。彼らは現在の身分や生活水準に満足していない。彼らは厳しい生活をしている。しかし、彼らは中国の持続的な発展に重要な役割を果してきたし、これからも果しつづけるだろう。ある意味では、中国経済の将来は彼らの肩にかかっているといっても言い過ぎではないかもしれない。にもかかわらず、彼らは先進国よりずっと悪い条件で暮らしている。筆者は2003年12月から2004年8月までの間に、経済特区の一つ深の日系、中国系企業で働く16歳から26歳までの出稼ぎ青年についてアンケート調査を行い、その結果の分析をした。この研究の目的は、彼らが仕事に対してどう考えているか、どの程度もっと学び、より高い教育を身につけたいと思っているか、彼らの生活や学習の環境がどのようであるかを調査し、それらについての明確なイメージを与え、今後の国の教育政策の立案に関する議論に資することである。