DSRC IPv6網での位置登録要求の正当性検証機能の実装
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概要
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DSRC(Dedicated Short Range Communication,狭域無線通信)を利用したDSRC IPv6網[1]では,移動端末が網内のノードに向けて位置登録要求を送信して,IP層でのハンドオーバを実現している.DSRC IPv6網では,悪意を持った攻撃者が偽の位置登録要求を送信して,網内の経路制御を乱すことが可能という脆弱性がある.そのような攻撃を防ぐため,位置登録要求にIPSec認証ヘッダ[2]を用いた正当性検証機能を実装することにより,悪意を持った不正端末からの位置登録を排除し,網内の各ノードが持つ経路表の正当性を保持する機能を実現した.その結果,移動端末が高速に移動していても位置登録要求の正当性が検証可能であることを実証した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2002-02-14