原子力緊急時対応システムの開発(NP1 軽水炉の運転・保全技術)
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概要
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原子力緊急事態の発生時には、事故の原因と状況を速やかに特定することは極めて重要である。さらに、原子力緊急時に対応する組織が意思決定を下すために必要する事象進展情報と周辺環境への影響を予測・評価し、適切な情報を提供することが重要である。最近、原子力緊急時における原子力発電所の状態把握と放射能による周辺環境の影響のみならず、事故状態の進展予測も提供するMEASURES(Multiple Radiological Emergency Assistance System for Urgent Response)と呼ばれる原子力災害時の支援システムを開発した。性格な予測情報を迅速に提供するために、MEASURESは気流分布解析などの三次元解析の対象領域を除々に縮めていく多重ネスティング法、及び並列処理コンピュータシステムなどの様々な技術を応用している。この論文では、MEASURESの概念と特徴について述べると共に、三次元気流分布解析のための並列処理コンピュータのおける演算処理方法についても述べる。
- 2004-06-22
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