需要期間が品種により異なり限定される製品の生産計画に関する研究
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概要
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本研究は連続する異なる需要期間と需要開始時点を有する製品の生産計画問題について, 多期間, 単一ロット生産工程, 基本サイクリックスケジューリング方式の下で, 種々の水準での負荷比率, 段取時間比率による段取回数, 生産ロットサイズ, 生産先行期間, 生産開始時点の決定方法を検討している.そのため, 本論文での生産品種は全て異なる需要期間と需要開始時点を有しながら, 生産計画期間中において各品種の要求時点で品切れを生じさせず, かつ, 種々の水準での負荷比率および段取時間比率による段取回数の決定方法を扱っている.解析結果より, 構造式が計画間に干渉を発生させることが明らかとなり, 各々の生産品種の段取回数, 生産ロットサイズ, 要求量, 需要開始時点と生産時間および各々の生産品種の段取回数, 需要期間, 生産在庫の関係, さらに, 二つの解消方法を明らかにした.各式により, 種々の水準による段取回数, 生産ロットサイズ, 生産先行期間と生産開始時点の決定方法を提案し, また, 数値例を用いてその有効性と問題点を検討した.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 2002-06-15