マルクス経済学の任務と労働価値論争
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概要
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『資本論』の出版後,その理解をめぐって,批判者と擁護者とのあいだで,のちには擁護者相互のあいだで,活発な論争がおこなわれた。その結果,『資本論』の研究が大きく推進されたことは言うまでもない。我が国の研究も,これによって刺激され,世界的水準に達することができた,とまで言われている。その論争のなかでも,労働価値理論をめぐる論争は,その代表的なものであったが,その論争の成果は,今日における『資本論』の理論的展開にとって,積極的なものになることができたか,どうか?。さらにはまた,その反省のうえに立ったばあい,『資本論』の今後の研究方向はどうあるべきか? 考えて見たい。
- 1991-01-30
著者
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