長崎大学医学部・歯学部附属病院の外来における受診行動に関する研究
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概要
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長崎大学医学部・歯学部附属病院は,高度専門医療を必要とする患者が県内外から多く受診している地域の中核病院である. しかし,長崎県の地理的特性として,半島や離島が多く,本院が位置する長崎市内への交通事情は様々である. そこで,長崎大学医学部・歯学部附属病院の外来患者を対象に,受診行動の違いにより患者満足度に違いがあるかを明らかにすることを目的に,2004年7月に質問紙調査を行った. 今回の調査から,「医師の対応」「看護師の対応」「診療内容」の項目で満足度が高かった. 一方,「待ち時間」「駐車場」「交通の便」の項目で満足度が低かった. また,病院がある長崎市近郊から受診している患者の割合が多いにもかかわらず,通院に時間を要する患者の割合が全国平均より多いことが明らかとなった. 長期受診者が多い現状を考えると,待ち時間,駐車場,交通の便の負担感を軽減する改善を行うことにより,継続受診に関する満足度がさらに改善されることが期待できる.
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