表情とその表現要素 : 描画表現の中に見られる表情の表現要素とそのモデルの作成
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概要
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絵を描く際には数本の線のみで顔の表情を表すことも可能である。描く作業では、我々が表情の中から得ている表現の要素を、選択し組み合わせることで、表情表現の要素を簡潔に伝達しているといえる。描画サンプルの分析から表情認知のための表情の表現要素を探る。1章では顔の表情の描画表現実験の分析により顔の表情表現の中に含まれる表現要素の次元「柔らかい-固い」、「軽い-重い」、「単純-複雑」、「鋭い-鈍い」、「近い-遠い」を仮定した。また2章では顔の表情の動画像を1章で仮定した表情の表現要素により分析した。3章ではSchlosbergの「快-不快」、「注意-拒否」モデルをもとに表情の表現要素のモデル図Aを作成した。4章ではモデル図Aの各表現要素を合成したモデル図Bを作成、被験者の評価を行った。
- 1999-09-04