乱数生成課題による英語学習能力の評価(<特集>言語の学習・教育と言語処理)
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概要
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なるべくデタラメに数を音声で生成させる乱数生成(RNG)課題は系列の生成によって情報・概念を表現する点で発話行動と類似している。作動記憶に基づく軸モデル分析手法を用いた先行研究ではTOEFLの成績がさまざまな思考機能によって支援される以前の純粋な記憶容量である「注意の焦点」の個人差に関連していることを示していた。本研究では、167名のの大学生を対象に1から9までの9個の数を選択事象とする新しいRNG課題についてTOEIC得点との関連を検討した。その結果、新しいRNG課題にはこれまでの分析法を適応できなかったが、スコアの差に関するステレオタイプ反応パターンが認められた。これは思考機能の関与を意味しており、なんらかの効果的な学習方略が存在することを示唆している。
- 2005-11-18
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