WWW検索システムにおける不特定多数の操作履歴の活用
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
キーワードに基づくWWW検索システムでは適切なキーワードを含む検索式を与えることが重要である。熟練した利用者は様々な条件を指定して適切な検索式を与えることができるが、多くの利用者にとってこうした操作は困難である。このため適合性フィードバックやデータマイニングによる利用者支援が行われている。しかしシステム側で多くの処理を行う必要から、サーバ負荷の増大要因となっていた。本論文では、不特定多数の利用者の検索履歴に基づき、検索結果の関連語を抽出して提示する利用者支援手法について述べる。従来の手法より容易に実装可能で、自然な関連語を提示できるのが特徴である。本手法をWWW検索システムODIN上で実装し運用した結果、全体のおよそ2割の利用者が提示された関連語を使い、AND条件による絞り込みを実施するようになった。これは導入前の3倍の割合である。一方、サーバ負荷は導入前とほぼ同程度に抑えられた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-02-27
著者
関連論文
- Ingrid NewsCast : 自律型ニュース配信システム
- サーバ分散型キーワード検索システムIngridの実現
- センサデータのマイニングによるロケーションモデルの構築とその応用(位置情報システム)
- Organic Entia : 実空間に遍在するセンサ/プロセッサ/アクチュエータの自律構成とそのロケーションモデル
- Organic Entia : 実空間に遍在するセンサ/プロセッサ/アクチュエータの自律構成とそのロケーションモデル
- WWW検索システムにおける不特定多数の操作履歴の活用
- WWW検索システムにおける不特定多数の操作履歴の活用
- シナリオ変更の容易化を目指したGUIアプリケーション開発環境GUI-SIDERの開発
- LL-008 ローソク足チャートを用いたTCPトラフィックの表示法(L. インターネット)