正弦波電圧検出を使わない力率改善制御回路(回路、制御技術関連、一般)
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概要
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高調波規制は法制化され採用された国も多くなってきたため、75W以上の電子機器の電源では力率改善回路が殆ど機器で採用されるようになってきた。力率改善回路の制御回路は、いろいろな回路方式が提案されているが、大電力の力率改善回路では電流連続モード(CCM Current Continuation Mode)がもっぱら使われている。しかしこの電流連続モードは、入力電流を正弦波にするために、入力電圧によって基準正弦波を作りこの基準正弦波の電圧と入力電流とを比較して正弦波になるように制御し無ければならなかった。しかし本論文では、入力電圧を検出することなく入力電流を正弦波にすることができる新しい方法を提案する。これによって力率改善回路の部品も少なくすることができ電圧検出に要する抵抗類のロスも減少でき高効率で安価な力率改善回路の制御回路を実現した報告である。
- 2005-11-04