訪問理学療法における専門性とアプローチの実際(生活支援に向けた理学療法 : 専門性を活かす視点)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
2000年にスタートした介護保険制度も, 要介護者の増加や重度化, 介護保険サービス給付費の増大など多くの課題を抱え, 現在見直し作業が行われている。現行の介護保険サービスのうち, 一番利用の少ないサービスが訪問リハビリテーション(以下, 訪問リハ)である。平成15年7月審査分の介護給付費実態調査によると, 病院, 診療所, 老人保健施設からの訪問リハビリテーションが, 2万0612件で, 訪問回数は8万5378回となっている1)。一方, 訪問看護ステーションからの理学療法, 作業療法の訪問は, 3万4827件, 訪問回数は13万2366回となっている。この時点での居宅サービス利用者は216万9500人であるため, 訪問件数を利用者数とみなすと2.6%の利用率となる(図1)。現在訪問リハサービスの利用率が低いのは, 利用する側の問題というよりもむしろサービスを提供する側の理学療法士, 作業療法士の絶対数の不足に起因している。訪間看護ステーションわっかにおける訪間リハ活動 訪問看護ステーションわっかは, リハビリテーション科を標榜するたいとう診療所の併設機関として平成11年3月に開設された。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 2005-06-20
著者
関連論文
- 脳血管疾患維持期の基本的アプローチとその効果判定(在宅も含む)((1)脳血管疾患セミナー,疾患別セミナー(1)〜(2),近未来に向けての理学療法〜理学療法アプローチの確立〜,第45回日本理学療法士協会全国学術研修大会)
- 訪問理学療法の効果とその限界
- 訪問理学療法における専門性とアプローチの実際(生活支援に向けた理学療法 : 専門性を活かす視点)