医療保険制度はどこに向かっているのか(第39回日本理学療法学術大会 セミナー)
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概要
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日本の医療保険と医療制度 日本の社会保障の中心は社会保険から成り立っていて,健康保険,年金保険,労災保険,雇用保険のほかに,公的介護保険もできた。医療保険は各種の公的保険を包含した総称である。医療は年金と違って,医療費保障だけでは意味が無く,医療サービスを提供する医療提供制度とセットで運用され,両者は診療報酬制度によって緊密に連携されているが,ここでは,医療保険に議論を絞る。医療保険は被用者保険と国民健康保険(主に地域保険)に大別される。被用者保険は,大企業を中心とする組合管掌健康保険,中小企業の従業員を対象とする政府管掌健康保険,国家公務員共済組合,地方公務員共済組合,私立学校教職員共済組合,船員保険が主なものである。国民健康保険は,自営業,零細企業の労働者,退職者を主な構成員としている。1997年以降,企業におけるリストラの進行によって,国民健康保険加入者比率が増大している。
- 2004-12-20
著者
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