胸骨逆T字切開, 補助循環下経肺動脈アプローチでパッチ閉鎖術を行った成人動脈管開存症の1例
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概要
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症例は63歳, 女性で, 幼少時より心雑音を指摘されていた.55歳時皮膚癌に対し前胸部皮膚癌切除, 自家皮膚移植術を施行した.平成14年1月, うっ血性心不全で当院入院, 動脈管開存症の診断で手術となった.術前心臓カテーテル検査でQp/Qsは1.65, L-R shuntは39%であった.手術は前胸部正中上半部に12cm程度の皮切を置き, 胸骨を逆T字型に部分切開(第4肋骨レベルで横切)しアプローチした.上, 下大静脈より脱血, 上行大動脈より送血し, 人工心肺による補助循環下, 左肺動脈を切開し動脈管開口部をパッチ閉鎖した.Foley balloon catheter (3 Fr)を動脈管から大動脈に挿入しバックフローをコントロールした.術後3次元胸部造影CTにより閉鎖された動脈管を確認した.経過は良好で術後16病日に退院した.
- 特定非営利活動法人日本心臓血管外科学会の論文
- 2005-07-15
著者
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大塚 俊哉
東京都立府中病院心臓血管外科
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二宮 幹雄
東京都立府中病院心臓血管外科
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野中 隆広
東京都立府中病院心臓血管外科
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前村 大成
東京都立府中病院心臓血管外科
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前村 大成
都立府中病院外科
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野中 隆広
都立府中病院心臓血管外科
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大塚 俊哉
都立府中病院心臓血管外科
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二宮 幹雄
都立府中病院心臓血管外科
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