Idiopathic Scoliosis に対する Vojta 法の試み
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概要
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脳性麻痺を治療するうち,脊柱に彎曲があっても運動機能の改善に伴い,彎曲変形が治る実証を得ている。 そこで,その生起メカニズムに相違はあるにせよ,運動学的には,その基盤である軸器官に機能障害を起こしているという観点から,突発性側彎症に対しボイタの反射性移動運動を適用できると考えた。 特発性側彎症の構築学的特性は,脊柱の捻れ,側屈であるが,これらの要素を改善するためには,脊柱に関るAutochtone muscleや体幹の筋肉の非対称性を除去し有効な機能を賦活する必要がある。ボイタのファシリテーションは,姿勢の変化に対し調整する反応能と支持の確立と支持点に向う筋の収縮機能と相運動を内包しているが,この立体的運動を再現して,筋の収縮活動を変換し脊柱をまっすぐに伸展させ,そして回旋を賦活する方法により良好な結果を得た。
- 1986-08-10