航空事故調査のモデル
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概要
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いかなる産業分野であれ、事故/インシデント調査は、本来、事故の再発防止を目的とした安全調査である。個人の過失を明らかにするのが目的ではない。人的ファクタを含めて、システムに潜む欠陥を検出し、安全対策を講じることが目的である。これは事故を事前に予防するような理想的な方策ではないが、調査によって、システムに潜む欠陥を具体的に検出できることから、実際的な安全へのアプローチであるとされている。本稿では、航空事故調査の概要と、事故調査に用いられるモデルを、具体例を示しながら数例紹介する。
- 日本信頼性学会の論文
- 1998-03-10