市場型製品の信頼性管理改善の一提案
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概要
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近年, 従来の狭義の品質・信頼性にかかわる尺度で議論することが, 市場型製品ではあまり行われなくなりつつある.これには, 使用部品や製造工程などの品質・信頼性の向上により, これらの物理的な諸性質による不具合の著しい減少がある.その反面, 情報化の進展対応などを始めとする制御系を主体とした製品開発による, 設計上の「特殊原因」に支配される不具合の増大がある.ここではこれらの課題に対応すべく, 信頼性管理にかかわる尺度の現状の問題点を整理した.そして市場型製品で有効である「不良率」を基に, 初期流動管理を中核とした信頼性管理の改善の一提案を行った.