鉄道交通システムのリスク管理を考える
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概要
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欧米輸送機関における民営化, 規制緩和・国土交通省設立の動き等, 我が国の鉄道を取巻く環境は大きく変わろうとしている.このような状況に対応するためには, 従来の事故再発防止的な考え方から一歩進めて, システムズアプローチによる合理的で体系的な安全管理手法が求められる.筆者らは鉄道における安全管理の高度化に資するため, 規制緩和による自主保安の拡大や情報公開の推進を考慮しつつ, 発生した個々の事故に対して原因分析・対策を行う事後対応型の安全管理から発生しうる種々の事故を想定し, 事故原因の除去や被害の防止を図るリスク管理のための手法確立を目指している.ここでは, 鉄道のリスクの特徴, リスク管理の考え方, チェックリストおよび文書化方式による線区・駅のリスク管理の試案等について述べる.
- 日本信頼性学会の論文
- 2000-09-25
著者
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