脳卒中片麻痺患者へのアプローチ (運動療法1 : 中枢神経疾患)
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概要
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突然の麻痺という劇的な発症が,脳卒中患者にもたらす混乱の大きさは計り知れない。しかも,一側半身という広範囲の障害は機能の残された半身にすら影響を与えてしまい,バランス反応は効率的に利用できなくなる。そのため,定型的異常運動パターンが助長され,さらに身体のアンバランスをきたすという悪循環に陥りやすい。したがって,片麻痺という障害が姿勢と動作にどのように影響するのか分析することによって,障害の改善あるいは効率的な動作の遂行のために,どのような援助ができるのか検討してゆくことが重要であると考える。イブニングセミナーでは,日常業務の中で行っている片麻痺患者の評価・治療と,グループ訓練やピア・サポートなどの様々な治療バリエーションも報告したが,今回は紙面の都合上,評価・治療のみ述べる。皆様に,何らかの参考にしていただければ幸いである。
- 1997-11-30
著者
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