廃用性筋萎縮の予防に対する短時間筋伸張位保持の効果

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概要

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筋は伸張位に固定すれば肥大し, 短縮位にすれば萎縮する。しかし, 萎縮予防目的に伸張位固定すれば, 拮抗筋の萎縮が惹起される。そこで本研究では, 臨床的に可能な短時間筋伸張位保持の効果を, 動物実験により組織化学的に検索した。方法は2週間の寡運動(非荷重)中, ラット右足関節を一日20分間, テープで最大背屈位に保持し, ヒラメ筋を伸張した。左側は寡運動のみとした。その結果, 伸張群の筋湿重量および筋線維断面積は, タイプI・II共に寡運動群より有意に大きかった。以上より, 短時間筋伸張位保持は, 廃用性萎縮の進行を抑制できることが示唆された。
社団法人日本理学療法士協会の論文
1994-05-31

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