大腿部における筋の形状特性の検討

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概要

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磁気共鳴画像(MRI)法を用いて, 大腿部における各筋の形状・断面積・構成比率を検討した。対象者は, 健常成人男性9名, 女性8名であった。大腿部における筋全体としては, 大腿遠位部より60%の位置において最大断面を示した。各筋における最大断面の位置は, 遠位部から縫工筋66.7%, 薄筋64.7%, 半膜様筋28.5%, 半腱様筋50.2%, 大腿二頭筋34.7%, 外側広筋67.1%, 中間広筋56.2%, 内側広筋25.5%, 大腿直筋67.5%, 内転筋群72.9%であった。筋の構成比率では, 遠位部では半膜様筋・内側広筋が高く, 近位部では内転筋群が高かった。大腿四頭筋は遠位部より20〜80%の位置においては, 約50%の構成比率を占め, ハムストリングスは10%で52%の最高値を示しその後減少することがわかった。
社団法人日本理学療法士協会の論文
1994-05-31

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