慢性関節リウマチ患者の環椎前方亜脱臼に及ぼすBridgingの影響
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概要
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環椎前方亜脱臼(AAS)を有する慢性関節リウマチ患者18名を対象に, AASに及ぼすBridgingの影響について, 頭部にかかる荷重量, 頸椎ROMおよび環椎前弓後縁と歯突起前縁の距離(ADI)により検討を行い, 以下の結果を得た。BridgingのADIは, 頸椎伸展位のADIより拡大した。しかし頭部荷重量が増加し頸椎が屈曲位を示したにもかかわらず, 開始肢位のADIとの差はなかった。これはBridgingに際して上部頸椎が伸展した結果, AASへの影響を少なくしたものと思われる。以上より, AASに及ぼすBridgingの影響は, 開始肢位すなわち背臥位と同程度であると考えた。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1992-09-01
著者
-
西野 学
金沢リハビリテーション病院
-
村山 隆司
金沢リハビリテーション病院
-
山岸 さえ子
金沢リハビリテーション病院
-
中崎 聡
金沢リハビリテーション病院
-
今井 美佳子
金沢リハビリテーション病院リウマチ膠原病センター
-
中崎 聡
城北病院リウマチ科
-
山岸 さえ子
金沢リハビリテーション病院リウマチ膠原病センター
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