平行棒内訓練におけるShort-Caneの効果 : 重症例に対して
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概要
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平行棒を利用しての訓練は, 引っ張る動作を完全に抑制して実施されるべきである。この事により, 患者の持っている残存能力を最大限にかつ効率的に引き出すことが可能となると考えている。そのために各種方法を検討してきたが, その中で, 一本杖を短く切ったものと平行支持台を用いた場合が, 最も効果的であった。よって, その短く切った杖をShort-Caneと呼び, 形状を工夫して訓練に用いている。そこで今回は, 重複障害(両側麻痺, 言語障害や痴呆等による理解力低下)を持ち, かつ発症より期間の経過した者で, 今までに機能回復訓練を受けていた患者を対象にShort-Cane法によりアプローチを行なったところ, 効果を得たのでその結果を報告する。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1991-07-10
著者
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