片麻痺上肢への制御理論的アプローチ
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概要
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初めに, 人類の手足は二足歩行により変化し, 下肢機能は主に体重支持と移動能力に, 上肢機能は手の道具性, 補食, 外界よりの刺激入力性, ジェスチャー等の非言語性情報伝達等に使用される。又下肢の主機能である歩行は半自動化の状態であり, 上肢の機能では自動化のレベルが低い状態と言える。この事は歩行等ではパターンの組み合わせが少なく, 上肢ではパターンの組み合せが多量にあり過ぎて, 可変量が多大であると同時にそれが上肢の複雑な動きを可能にしていると考えられる。
- 社団法人日本理学療法士協会の論文
- 1990-05-10