治療のための客観的評価と主観的評価 : ボバース法の立場から (脳性麻痺 : 運動機能に対する有効性判断の為の評価)
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概要
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脳性麻痺の治療の有効性を判定するためには, これまで集団の比較が行われてきた。しかしこれは, 脳性麻痺の多様性, 症状の変化コントロール群設定の難しさなどから単なる成績発表に終わっている。そこで一症例研究を通して効果判定を試みるため, 運動発達表をベースに, パターンの改善も表わすようにした効果判定のための表を作成した。治療期間と非治療期間の設定, 両者間での運動機能獲得とパターン改善度を比較検討することにより, 治療の有効性についてある程度, 判断することが可能になった。しかしその客観化のためには, 効果判定を行うことを前もって計画し厳密なプログラムを立てて行うことが必要であると考える。
- 1988-03-10
著者
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