ガス製造供給ネットワークシステムの信頼性(<展望>情報システムと信頼性)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
都市ガスの供給が万一途絶した場合の影響はきわめて大きいことから,ガス製造供給ネットワークシステムには極めて高い信頼性・安全性が要求されているが,同時に激しいエネルギー市場競争の中で強いコスト低減要求にも晒されている.こうしたトレード・オフ問題を適切に管理していくこと,すなわちリスクマネジメントが近年の重要課題となっている.東京ガスでは1990年代初頭から三菱重工業と共同で,FTA手法をベースとした「LNG設備信頼性解析システム」の開発に取組んできたが,当初のガス製造工場毎の個別信頼性解析システムから,最近ではガス導管と複数の工場を一体としたネットワーク全体の信頼性解析システムヘとバージョンアップを行っている.システム活用面では,扇島新工場建設プロジェクトでのコスト低減,既設工場の技術的改善,中長期設備計画策定時の意思決定支援等,さまざまな業務で役立てられ成果を上げている.
- 日本信頼性学会の論文
- 2003-11-25
著者
関連論文
- 加圧水型原子炉の自動トリップ確率評価モデルの開発
- ガス製造供給ネットワークシステムの信頼性(情報システムと信頼性)
- LNG基地の信頼性解析評価システムの開発
- LNG受入基地のための信頼性評価システムの開発
- 安全システムとしての漏洩検知と警報装置の意義と課題 (特別企画 安全システムとしての漏洩検知・警報機器)
- 2406 保温材を有する原子炉容器の外部冷却における熱移動現象の測定
- 大規模設備の安全性・信頼性解析支援ツールの開発
- ユーザの立場からの流量計測について
- ユーザの立場からの流体計測について (ミニ特集 流体計測制御技術の最前線)
- CFDによるタンク内異種LNG混合受入シミュレーション : 更なる安全性向上をめざして