症例V
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概要
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歯周病は感染症であり、微生物と宿主の生体防御の関わりが多様であるため、その発症と進行は様々な形態をとる。従って個々の患者の病態を考えれば、すべての患者に一律の治療が施されることは適当ではなかろう。現在の歯周病治療においては、残念ながら生体防御能をコントロールするには至っていない。基本的には微生物のコントロールが主体ではあるが、その手段は個々の患者の病態に対応し多様なものになると考えている。今回とりあげるのは26歳の早期発症型歯周炎の症例である。その家族(父親・母親・兄)も重度の歯周炎に罹患しているため、家族的病態解析の結果も踏まえて本症例について報告する。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1993-04-20
著者
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