ブロック状ならびに顆粒状合成ハイドロキシアパタイトのサル人工的歯周骨欠損への移植
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概要
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頬粒状とブロック状のhydroxyapatiteを作製して物理化学的性状,骨窩洞内,1壁性ならぴに2壁性歯周骨欠損に対する骨移植材としての有用性を,臨床的,組織学的に検討した。作製したhydroxyapatite(HAP)は純粋で,ブロック状HAPは無方向性の連続気孔と,適度の結合力を有した操作性に優れる多孔体であった。歯周骨欠損への移植では,両HAPとも密集層に骨再生を多く認め,結合組織中に存在するHAP周囲には18カ月も比較的幼若な組織が存在した。面HAP移植とも上皮のdown growthは少なく,根周囲にはセメント質を介さないconnective tissue adhesionと,歯根膜様の組織を認め,非移植に比較しより良好な歯周組織が見られた。ブロック状ならびに頬粒状HAP移植の間に,著明な差は認められなかったが,両者とも1壁性およぴ2壁性歯周骨欠損への移動の有用性が示唆された。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1987-06-28
著者
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