歯周病原性細菌Eikenella corrodensによる異種菌体間凝集反応の解析 : モノクローナル抗体の利用
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概要
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Eikenella corrodens 1073の付着因子であることが示唆されている細菌レクチン様物質に対するモノクローナル抗体を作製し, これを用いて, E. corrodens 1073とActinomyces viscosus T 14AVおよぴATCC19246, Streptococcus sanguis ST 160Rおよび34との間の4通りの菌体間凝集反応の機序をin vitroで解析した。その結果, 4通りの菌体間凝集反応のいずれにおいても, E. corrodens 1073の菌体成分である細菌レクチン様物質が決定的な役割を果していることが明確になった。さらに, モノクローナル抗体を用いた免疫電顕による観察結果から, 細菌レクチン様物質はE.corrodens菌体の莢膜様構造物あるいは細胞壁に存在することが示唆された。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1987-03-28
著者
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