顆粒状多孔質アパタイト補填に関する臨床的研究
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概要
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歯周炎により破壊された歯周組織の治癒に及ぼす多孔質アパタイトの臨床的な影響とその効果を検索するために本研究を行った。初期治療終了後外科的処置が必要と思われる垂直性骨欠損を有する患者50名に多孔質アパタイトの補填を57部位 (補填群) に, 歯肉剥離掻爬術を20部位 (対照群) に行い, 術後1年から3年までの診査により次の結論を得た。1. 対照群と比較して補填群の歯周組織で特に強い炎症は認められなかった。2. 対照群と比較して補填群では有意な歯周ポケットの減少 (p<0.05) と臨床的付着の獲得 (p<0.01) が術後1年で認められ, 適切な術後管理を行った補填群では術後3年までその臨床的付着位置は維持された。3. X線診査の結果, 術後1年において補填群は対照群と比較して有意な骨欠損の改善 (p<0.05) を示した。以上のことより多孔質アパタイト補填は歯周治療で高い効果が得られると思われた。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1987-03-28