イヌの実験的垂直性骨欠損に施したβ-tricalcium phosphate移植の効果 : 第2報 主として病理組織学的観察を中心として
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概要
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5頭の犬の[table]に実験的垂直性骨欠損を形成後, β-tricalcium phosphate (TCP) を〓塞し, オキシテトラサイクリン, カルセイン, アリザリンレッドSの3種のラベリング剤で硬組織内時刻描記を行い組織学的に検索した。TCPを〓塞した実験側の骨形成量は, フラップ手術のみの対照側のものと比べると統計的にあきらかに大であった。骨形成過程をみると, 対照側では骨欠損底部から歯冠方向に術後5週, 10週と時間の経過とともに一歩一歩層状に骨形成が進むのに対し, 実験側では術後5週で TCP を〓塞した部分全体で同時に骨形成が進行し, その後10週では, TCP の吸収のあと, 5週で起こった骨形成部を内側から裏うちするように, あるいは外側から取り囲むように骨形成が観察された。新付着は実験側およぴ対照側でともに観察された。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1986-12-28
著者
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