ラット歯肉炎に対する抗Actinomyces viscosus Ny1 R2抗体全身投与の影響
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概要
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本研究はウイスター系ラットにActinomyces viscosus Ny 1 R 2を定着させ, 初期歯肉炎を惹起させた。抗体投与の結果, 抗体投与群の血清抗A. viscosus Ny l R 2抗体価はPBS投与群に比べて著明に上昇した。組織学的には第一第二臼歯歯間乳頭上皮内好中球数は抗体投与群でPBS投与群に比べて減少する傾向にあった。A. viscosus Ny l R 2菌数は抗体投与群, PBS投与群間で有意差はみられないものの, 抗体投与群で標準偏差の減少がみられた。以上の知見よりA. viscosus Ny l R 2抗体の移入は, A. viscosus Ny l R 2惹起歯肉炎に対してわずかに抑制効果をもたらすことが示唆された。
- 特定非営利活動法人日本歯周病学会の論文
- 1986-06-28
著者
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