ネジリ振動による砂質地盤の締め固め試験(その1)
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概要
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地盤の締固めは, 何らかの形で地盤に加えたエネルギーによる土の加工硬化特性を利用しているということができるが, この特性が応力経路に依存することを考慮すると, 締固めにより砂質地盤の耐震効果を期待する場合には, 地盤に水平方向の外力を加えることが効果的である。この観点から, 砂質地盤を水平方向に振動させて締め固める一つの手段として貫入ロッドのねじり振動による方法を選び, 締固め効果を確認するための室内模型実験を行った。実験槽の規模は1m×2m×1mで, この中に2.5mmのふるいを通過した利根川産の乾燥砂を, 流量調整の可能なホッパーによりまき出して厚さ70cmの砂層をつくり, 一定速度で貫入したロッドにねじり振動を加えて, ロッドの回転角, トルク, 地盤に発生する加速度等を測定した。今回の実験では, 貫入ロッドの形状による締固め効果の比較を主な目的としたため, 4種類の形状のロッドに対して実験を行い, その結果を報告した。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1980-03-15
著者
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