大深度連続地中壁を用いた大型LNG地下式貯槽
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概要
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東京ガス(株)の袖ケ浦基地のLNG地下貯槽の13万kl用のものは, 内空直径64 m, 深さ40.5 mのもので, その底板下のGL-42 mよりGL-90 mまでは砂層で地下水があり, その下に厚さ9 mのシルト層の不透水層がある。地下貯槽の側壁は逆巻コンクリート工法とオープーケーソン工法各1基ずつを採用した。いずれの場合でも, 止水壁を地下貯槽を取り囲み設置し, シルト層の不透水層まで到達し埋め込み, 滞水層の砂層から掘削範囲内への地下水の侵入を防止している。これにより掘削はディープウェルによりドライにされた状態で行うことができた。この止水壁を大深度連続地中壁として, これの施工にはBWN-80120(利根ボーリング社製)によって掘削した。地中壁の厚さは0.9 mと1.2 mである。掘削にはガイドウォール工, ウェルポイント工, 泥水工法をとり, 溝壁の掘削に安定と精度を確保するため傾斜計, 深度計, 荷重計を取り付け, 掘削機の姿勢, 精度を監視し, 姿勢制御板により運転制御を行い施行した。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1980-12-15
著者
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