新潟市中部下水処理場(ポンプ場)建設における地下水注入還元工法
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概要
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昭和48年〜昭和50年にかけて, 新潟市が信濃川沿いの大島・親松地内の軟弱な沖積地盤上に中部下水処理場を建設した際, ウェルポイントによる揚水によって生ずる周辺の地盤沈下をできる限り少なくするために実施した地下水位還元工法の施工概要と効果について報告したものである。下水処理場建設地付近の地盤は, 地表面から深度6 mまでが有機質土, 深度6〜20 mまでが河川堆積の中砂, 深度20 m以深はよく締まっている海成の細砂で構成されている。基礎地盤掘削の断面は, 幅73 m・長さ105 m・深さ17 m, 4段のウェルポイントを打設, 周辺を止水鋼矢板で囲んでいる。止水鋼矢板の外側に, 直径30 cm・深さ20 mのストレーナー付きリチャージウェルを10本打設, 地下水位の復元をはかった。リチャージウェルへの注水量はウェルポイント揚水量の20〜45%である。掘削周縁から400 m離れた地点での地下水位は, リチャージウェルによる地下水位復元を行わない場合と比較して1.2 m高かったと指摘している。
- 1980-12-15
論文 | ランダム
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