泥水固化工法+PC地中壁工法
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概要
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幅1.0m, 厚さ275〜350mmのリブ付きプレキャストコンクリート矢板(PC矢板)と泥水固化剤を用いて連続地下壁を造るK-W工法の解説である。施工法は次のとおりである。1)地上に2本のガイドレールを敷く。2)泥水工法で連続溝を掘る。3)溝の中へPC矢板を連続して吊り込む。4)泥水の底からエアブローと共に固化剤を吹出してかくはんし, 泥水を固化させる。本工法の長所は次のとおりである。1)PC矢板は工場製品で品質良好。2)溝掘自体に高い精度は不要。3)現場での泥水処理, 鉄筋加工, コンクリート打ちなど不要。4)このため工事が簡単になり工期も短い。5)埋込物はあらかじめPC矢板に打込み可能。短所はPC矢板の長さに限度があり, また基礎杭として使用しにくい, などである。長さ10mの施工例では施工能率90m^2/日以上, 固化泥水の一軸圧縮強度は3.0kg/cm^2以上であり, 矢板の目地からの漏水は全く認められなかった。
- 社団法人地盤工学会の論文
- 1979-03-15
著者
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