鉄鋼業の省エネルギーの現状
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概要
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鉄鋼業は, わが国の総エネルギー消費量のうちで, 15%を閉めるエネルギー多消費産業といわれている.1973年の第1次オイルショックでは, 石油のコストが一挙に上がったため, 製造コストに大きく影響を与えることとなり, 操業面における改善, あるいは省エネルギー設備への投資が積極的に行なわれた.その結果は, かなりの効果をあげることができたが, 1979年に起こった第2次オイルショックでは石油価格の高騰に加え, 石油供給量の不安定がいわれ, 省エネルギー活動の内容も脱オイル, あるいは代替エネルギーの開発へと変わってきている.本稿では, 鉄鋼業がいままで行なってきた省エネルギー活動の内容と, 省エネルギー事例をいくつか紹介して, 省エネルギー活動の現状を理解してもらうものである.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1981-04-15