水稲稚苗の苗質と植付け深さによる数種除草剤の薬害の差異
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概要
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水稲の稚苗機械移植栽培における除草法確立の基礎資料を得るため,苗質および植付け深さと除草剤の薬害との関係について検討した。試験は無漏水条件下で行なった。 1)15日苗,20日苗,25日苗について比較検討した結果,CNP(移植3日後処理),およびベンチオカーブ・CNP(移植16日後処理)を使用した場合には,15日苗が薬害が少なく,生育がもっともよかった。また,ベンチオカーブ・シメトリンを使用した場合には20日苗がほかの苗よりも処理後の生育がまざった。2)植付け深さでは,CNP,ベンチオカーブ,CNP,ベンチオカーブ・シメトリンのいずれの使用においても,1cm区の生育が2,3cm区に比べてまさった。
- 日本雑草学会の論文
- 1973-02-25