選択嵌合(はめあい)による嵌合成功率の向上について
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概要
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軸と穴との嵌合を行わせる場合には, 一般に両者の直径の差がある許容限界内におさまることが要求される.本報は, 軸のロットと穴のロットとからランダムに1個ずつ抽出して嵌合を行わせる方法をとらず, それぞれのロットを, その径によっていくつかのサブロットに分割し, それぞれ対応するサブロットから1個ずつランダムに抽出して嵌合させる, いわゆる選択嵌合を行った場合の嵌合の成功率について述べたものである.さらに, 分割係数と成功率の関係については, ロットを3つのサブロットに分割する場合の最適分割寸法の存在することを述べ, その分割寸法と成功率を計算により求めた.
- 1993-12-15