不良品による定期引取りかんばん方式運用法への影響
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概要
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かんばん方式を運用する際には, 不良部品を後工程には送り込まないということが前提と考えられており, かんばん方式に対する従来の研究を行う上でも, 「納入部品中には不良品は存在しない」という前提条件のもとで解析が進められている.本報文では, 納入部品中に不良品が存在した場合, かんばん方式の運用法にどのような影響があるかを調べる.具体的には, 定期引取りかんばん方式における運用総費用を最小とする, 最適引取り周期(R^*), および最適コンテナ容量(u^*)を, 不良品が存在することにより発生する過少在庫費用などを考慮にいれて求めた.その結果, R^*, u^*は, 単位時間, 単位量当りの過少在庫費用が小さくなるにつれて平均在庫量が少なくなるように変化することがわかった.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1992-02-15
著者
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