加速度波形の時間構造とバリスティック運動との関係について
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概要
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本報告では, 位置決め動作を対象に, その動作特性について加速度波形および筋活動の観点から検討を行った.被験者は, 平均年齢20.2歳(18〜22歳)の男子大学生15名である.対象とした位置決め動作は, 移動距離を40cm一定とし, 各円形の目標の直径を4,8,16,32,64mm, 無限大および閉眼による無限大動作の7条件とした.実験結果を要約すると, 次のとおりである.(1)加速度波形の時間構造は位置決め困難度によって影響を受け, 移動動作の時間延長の大部分は動作終了直前に集中して起こっていた.(2)この時間延長を微調整動作時間T_cで定義し, 目標の直径に対する変動傾向はT_c=0.163D^<-0.524>なる式により表わすことができた.さらに, このT_cはバリスティック運動の特徴を表わす一つの指標になり得ると考えられた.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1989-02-15
著者
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