採算分岐分析法の小水力発電事業への適用
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概要
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短期利益計画設定に際して有用なCVP分析(cost-volume-profit analysis)においては数理計画法の適用による最適化さらには感度分析, あるいは確率・統計理論の導入による不確実性の考慮等, 従来より種々の展開がなされてきており, その適用領域は多岐にわたっている.そこで本研究では, 変動費率がきわめて小さいという特徴を有する小水力発電事業に対し, 時間的経済価値を考慮し, CVP分析の一技法である損益分岐分析を適用し, 小水力発電事業の採算分岐分析法を導出する.またその際, 各種のパラメータの変化が採算分岐点にどのような影響を及ぼすかを分析するための感度分析法を誘導する.さらに, 実際に小水力発電事業のデータに基づき, その長期にわたる平均的採算性を分析する.
- 1988-04-15