部品払出し物流改善の投資案の検討
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概要
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本稿は組立ラインへの部品供給業務(部品物流)の改善に要する設備投資案について, 「経済性」の面から最も効率的な案を追求した過程を示すものである.部品物流改善の方向を決めるときに既存の案の優劣を比較するだけでなく, さらに良い案を導びき出し改善の方向をさぐっていくために経済性工学の理論・技術を活用した過程の紹介, 問題(改善の対象)がはっきりしてゆくなかで要所要所に代替案を考え出し, 実験やシミュレーションを繰り返しながらベストの案を捻出した過程の紹介等「経済性工学を八方にらんでデシジョンする助け」として活用する使い方, および2年数カ月経た当設備投資のレビューから成っている.またこれらを通して生産設備投資の行い方について得た知見・ノーハウもあわせて紹介するものである.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1985-06-15