教育工学 : 自動個別化教育
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
戦後, わが国の教育現場にも各種視聴覚機器が導入され, 続いて, プログラム学習方式や, プログラム学習を効果的に行うティーチングマシン, アナライザーなども導入されて, 教育機器利用の教育工学, 人と教育機器のシステム化を考えるなどの教育工学がひろまった.しかし, 高度情報化社会が進むにつれて, 伝統的画一主義的教育から, 一人一人の能力と適性を伸ばす個別教育が重視される傾向にある.個別教育は, 従来, ティーチングマシンや, プログラムドブックに頼らざるをえなかったが, 最近, コンピュータ, コミュニケーション, それに制御技術の利用により, 個別教育を自動的にしかも, 多人数に対しても行えるようになり, すでに実用化がかなり進んだ例もある.教育工学も教室授業の効率化から, 自動個別化のための教育システムの設計運用が重要課題になってきた.本稿でも, このような新しい課題をもった教育工学について概説したい.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1984-08-15
著者
関連論文
- ゲーミング・シミュレーションは新しい科学を作り得るか(ゲーミング・シミュレーション) : 座談会
- 教育エレクトロニクス機器
- 教育工学 : 自動個別化教育
- 研究・関心テーマの調査分析
- 通信網計画の基本問題と経済性(経営計画の諸問題)