現地国産化計画への適応問題に関する研究(第2報)
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概要
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開発途上国において, すでにCKD組立てを行なっている企業が, 一定比率以上の現地製部品の使用を義務づける現地政府の「国産化計画」に適応しようとする場合, 「国産化部品の選択」および「(国産化率を考慮した)プロジェクト・ミックスの決定」という二つの基本的な意思決定問題に直面する.本報では, 第1報に引きつづき, 第1の「国産化部品選択問題」に焦点を当て, 現地政府が指定する特別指定部品候補から一定数以上を選択するということが義務づけられる場合にまで議論を拡張する.自由選択部品にくらべてコストペナルティ(国産化に伴う増分コスト)の割高な特別指定部品を国産化する場合の「等コストペナルティ曲線群」の性質を調べると, "右上がり, 下方に凸で, かつ相互に交わらない"という特徴をもつことがわかる.この特徴を用いて, 特別指定部品の可能な選択組合せ案を整理し, 簡単な面積比較で解を発見する方法を提示する.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1978-09-30
著者
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