マイクロ・コンピュータによる受注選択から差立までのシステム開発
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本事例は, 個別仕様の受注生産工場である金型部門の生産管理システム(受注選択から差立まで)にマイクロ・コンピュータを適用したシステム開発の例である.システムの重要な部分を占める2つのSimulatorを開発した.1つは, 引合時点で正確な納期の回答をするシミュレーター(Sim I)で, 他の1つは, 受注後, 回答納期を満足し, 実行可能で, 効率のよい生産計画を立てるためのものである(Sim II), このSim I, II中心のシステムを効率よく運営させるために, (1)システム化によって, 業務が固定化しないよう, 各階層ごとに制御変数をもったマン-マシン・システムとする.(2)従来の大型コンピュータ・システムの考え方から離れ, 手軽に扱えるマイクロ・コンピュータを製造部門に設置して, 情報の有効利用をはかることをシステム設計の基本においた.
- 社団法人日本経営工学会の論文
- 1975-12-31