スギナ(Equisetum arvense L.)のグリホサートに対する感受性の系統間差と感受性検定法
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概要
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日本各地から採取した9系統のスギナをポットで栽培して,栄養茎の生育盛期(草丈15〜30cm)にグリホサート1.21〜9.70kg a.i./haを茎葉処理した結果,グリホサートに対する感受性に系統間差が認められ,感受性の高い系統と低い系統にはGR_<50>で2.3倍の差があった。また,より短期間で感受性を検定するために,簡易感受性検定法(根茎培養法)を検討した。この方法は,(1)スギナの根茎を606〜6470ppmのグリホサート溶液に約30秒浸潰する,(2)ろ紙を敷いたガラスシャーレに根茎を置床する, (3)根茎が常時薬液と接触するようにするため,浸債に用いた溶液と同濃度のグリホサート溶液をシャーレに滴下する, (4)処理した根茎を気温20℃, 湿度85%, 暗条件下で3週間静置した後, 萌芽数を調査する,という手順である。本法で得られた結果はポット試験の結果とほぼ同様の傾向を示し,高い再現性も確認された。
- 日本雑草学会の論文
- 2000-12-28
著者
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