動物医療における針灸療法
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概要
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1974年に国際針灸学会(IVAS)が設立されて以来、針灸(AP)は世界中の臨床獣医師に受け入れられるようになった.この総説では、動物の重要な疾患の中で, 小動物の蘇生, 雌豚の無発情, 牛の繁殖障害, 犬の脊椎疾患, 馬の背部痛など, AP治療によく反応する疾患について紹介する.通常の薬物療法によってこれらの疾患を治療することは難しい.経験を積んだ臨床家や研究者の努力, そして獣医AP療法の適応症について紹介した多くの獣医針灸の論文のおかげで, 獣医師がこれらの疾患に対するAP療法の有効性に注意を向けるようになった.APの作用機構についての議論もなされている.この論文は, 獣医師にAPの適応症を紹介しAPの実施に興味を持っていただくことを目的としている.この分野は急速に広がっているが, 歩みはまず一歩から始めなければならない.われわれは, この論文がその歩みを進めるための靴になることを願っている.獣医APの詳細についてはIVAS(ivasoffice@aol.com.), P.O.Box 1478, Longmont, Co., 80502, USA(http://www.komvet.at/ivadkom/vapsocs.htm)に問い合わせていただきたい.
- 社団法人日本獣医学会の論文
著者
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Chen Kuang-yang
Veterinary Medicine National Taiwan University
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CHAN Wing-Wah
Departments of Animal Science
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LIU Hanru
Department of Veterinary Medicine, South China Agricultural University
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WU Leang-Shin
Departments of Animal Science
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LIN Jen-Hsou
Departments of Animal Science
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Liu Hanru
Department Of Veterinary Medicine South China Agricultural University