正常眼圧の犬に対する0.12%ウノプロストンイソプロピル(Rescula)の影響(短報)
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概要
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Rescula(0.12% unoprostone isopropyl)はヒトの緑内障の治療に最初に承認されたドコサノイド化合物である.本薬は日本でも入手可能であり, 他所で臨床試験も実施されている.本研究の目的は正常の眼内圧(IOP)を示す犬でのResculaの効果を評価することである.6頭の犬を用いて基礎的なIOPの日内変動を測定した後, 片方の眼にResculaを投与し, もう一方の眼にはプラセボを投与した.投与30分後に両眼を圧平眼圧測定法を用いて眼圧を測定するとともに瞳孔の大きさを測定し, その後9時間後まで1時間ごとに測定した.ResculaはIOPを有意に持続的に減少させ, 眼圧は対照群では20.49±2.02mmHgに対し投与群では15.49±0.69であった.これらの結果からResculaは犬の緑内障の治療に有効である可能性が示唆された.
- 2000-12-25
著者
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Kass Phillip
カリフォルニア大学獣医学部
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OFRI Ron
エルサレム・ヘブライ大学コレット獣医学校
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RAZ Dorit
エルサレム・ヘブライ大学コレット獣医学校
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LAMBROU George
Ophthalmic Research Unit, CIBA Vision AG
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PERCICOT Christine
Ophthalmic Research Unit, CIBA Vision AG
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Lambrou George
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Percicot Christine
Ophthalmic Research Unit Ciba Vision Ag